組み立て 〜ブレーキワイヤー、クランク、スプロケ、チェーン、Di2調整 ----- 週末にシェイクダウンしたいので、会社から帰って晩御飯を食べた後、昨日の作業の続きを行った。 まずは、ブレーキのセンタリング。 [image-1] [image-2] 手順は油圧のキャリパーと同じようなもの。まずワイヤーを張り、外側/内側のパッドクリアランス調整をいっぱいいっぱい広げ、同じ回転数分締める。この状態でブレーキレバーを握ってキャリパー固定ネジを締めつける。キャリパーを固定したら、パッドクリアランスを調整して完了。 若干、ディスクロータが降れているようだったが、明るいときに修正することにした。 次にクランク取付。 [image-3] BBベアリングの内側とスピンドルのベアリングが当たる箇所にテフロングリスを塗りBBに挿入、キャップをして2本のネジを均等に締めていき、最後にトルクレンチで規定トルク(12N-m)で締め付ける。 クランクがついたらホイールにスプロケを取り付ける。 [image-4] ロックリングに少々デュラグリスを塗り、ロックリング回しで固定する。 スプロケを付けたホイールをフレームに戻し、 [image-5] チェーンを張る。 アウターとローギアにチェーンをかけ、一周+2コマの長さでカット、ミッシングリンクでつないで完了。 チェーンがついたら、Di2の調整を行う。 [image-6] [image-7] まずはリア側。 ギアを最大スプロケにしてBテンション調整ボルトを回し、チェーンづまりをしない程度までガイドプーリーを近づける。最小スプロケでもチェーンづまりしないことを確認する。 Bテンションを調整したら、ギアを5枚目にしてDi2を調整モードに入れる(ジャンクションのボタンを赤LEDが点くまで長押し)。クランクを回しながら右STIレバーのスイッチで4枚目にあたるかどうかのところまで調整、4段戻したところで設定。あとはロー側のストッパー、トップ側のストッパーを調整(トップ側はリンクにあたってから半時計回しに一回転戻す)して、リアディレイラーの調整完了。 フロント側は、まず高さと角度を決めて固定したのち、サポートボルトを調整してチェーンリングとチェーンガイドが平行になるようにする。 ギアをアウタートップにしてチェーン外側とチェーンガイドのクリアランスが0.5〜1mmになるようトップ側調整ボルトで調整する。 次にギアをインナーローにしてDi2を調整モードに入れ、左STIレバーのスイッチでチェーン内側とチェーンガイドのクリアランスが0.5〜1mmになるよう調整して設定。 調整・設定後、各ギアがスムーズに変速するのを確認して完了。 ここまでの作業で、Veleno号の計測を行った状態と同じになるので計量してみた。 [image-8] 7.66kg。Veleno号が7.39kgだったので、ハンドル、ステム、シートポストに軽いものを選んだが最終的にホイールでちょっと重くなり、ほぼVeleno TSとSuperStarのフレーム+フォーク重量(カタログ値)の差くらい、重くなった。 [image-9] [image-10] 組み立ての方はほぼ完了したので、ペダルを取付てちょっと近所を回ってみた。 2Kmほどしか走ってないが、ファーストインプレッションとしては、Veleno号のような鋭い加速感や踏んだらスッとフレームが前にでるような感じはないが、マイルドに加速していく感じがした。また、ちょっとだけホイールベースが長くなったところが感じられ、クイックな回頭性はなさそうだ。 残り作業として、予定していたサドルへの交換とバーテープ巻きがあるが、時間的に遅い時刻なので作業はここまでにした。 ※2022/2/24の記録 -----投稿ここまで